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オープニングタイトル
「わたし、カモカモ! 大好物は、みんなの予想なの。今日予想してほしいのは、電池で走る車の速さが何と関係するかよ。まずはこれを見てね」。ふしぎモンスターのカモカモがあらわれて、こう言いました。
電池で動く車。赤い車と黄色い車でレースをします。どちらが速いかな? よーい、スタート! 赤い車のほうが速い結果になりました。何度やっても、赤い車が速い! どうしてでしょう。何がちがう? 横から見てくらべると…? うらから見ると…? スタートの様子をくらべると…? 電池で走る2台の車。赤い車が速いのはどうしてだと思いますか。
東京都多摩(たま)市立多摩第二小学校のみんなも予想に挑戦(ちょうせん)しました。気づいたことは? 「黄色い車は風をたくさん受け止めておそくなってしまう。赤い車は小さいから風をそんなに受け止めないので速くなる」。さらに、「黄色い車のほうが重そう」、「黄色い車のほうがスタートして行くのがおそかった」と気づいた子も。形や重さ、スタートのタイミングが関係しているのでしょうか。さらに、「赤い車のほうが電池がいっぱい入っているかもしれない」という予想も。「いろんな予想が出たけど、このカーレースでは何がいちばん関係していたのかな?」。
まず、スタートのタイミングは? 「あっ、ズレているカモ!」。そこで、同時にスタートできる装置(そうち)を作りました。結果は…、やっぱり赤い車が速い。では、重さはどうでしょう。天びんでくらべてみると…、つりあいました。どちらも342gで同じです。車の形が関係しているのかもしれません。車の外側だけをかえてレースをします。形が関係するとしたら、赤い車のほうが速いはず。結果は…? あれれ、今度は黄色い車が勝ちました。あと、あやしいのは…、車の中? ちがうところはどこでしょう。くらべてみると…。
車の中をくらべてみて気づいたのは、「一方は黄色い線がつながっている。もう一方は黄色い線がなくて2つの電池がいっしょにつながっている」というちがいです。たしかに、電池のつなぎ方がちがっています。これが車の速さに関係しているのでしょうか。かたほうは、電池を2つ、横にならべてつないだもの。もうかたほうは、電池を2つ、一本道につないだもの。どちらのほうが速く走るか、電気の通り道をえがいた図を使って予想してくれました。
「おいしそうな予想。いっただきまーす! むしゃむしゃ」とカモカモ。いろいろな予想がありました。どちらのつなぎ方が速いと予想したのでしょう。このクラスでは、電池を2つ横にならべた「①」と答えた人が26人、電池を一本道につないだ「②」と答えた人が10人でした。どうしてそう思ったのでしょう。まず、①と答えてくれた子。「②は、くねくねしていて通りにくいからとちゅうで電気が切れちゃったりする。①は、まっすぐしていて通りやすい感じがするから、電気の量が多く感じる」と言います。
同じく、①が速いと予想した子。「電池の通り道が1こだと少し弱めだけど、2つだとさらに力が強くなる」。電気のパワーを、色のこさで表して図にかいて考えました。①は電気が合流することでパワーが2倍になると考えて、②は流れがひとつのままだから①のほうが速くなると考えたのです。
次は、②のほうが速いと考えた子。その理由は…。「①は、導線(どうせん)が分かれているから、その部分で少しおそくなっている。②は、分かれている部分がないから速い」。①は分かれているところで電気がぶつかっておそくなるけど、②は一本道をスムーズに電気が流れるから速いと考えました。「どの予想もちゃんと理由があって、おいしかったー!」(カモカモ)。では、一体どちらが速かったのでしょう。
電池をならべてつないだ①のつなぎ方と、電池を一本道につないだ②のつなぎ方、速いのはどっち? よーい、スタート! ゴールまでのタイムは…。②のほうが①のおよそ2倍速いという結果でした。最後にもうひとつ。電池1この車と、①のつなぎ方をした車をくらべます。おもりをつけて重さはそろえました。速いのはどっち? 結果は、あれ? ほとんど同じです。電池の数やつなぎ方で、流れる電気の強さはどうちがうと思う?